火曜日

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20051108/mng_____sei_____000.shtml
『自衛戦』主張した東条元首相を評価 靖国合祀関与『援護行政のドン』


終戦時の阿南惟幾(あなみ・これちか)陸相の高級副官を務めた美山(みやま)要蔵氏(元大佐、一九〇一−八七年)の未公表の手記が見つかった。東京裁判に対する否定的な考えや東条英機元首相の評価が記されていた。美山氏は戦後、旧厚生省(現厚生労働省)援護局次長などを務め、戦没者靖国神社への合祀(ごうし)関連事務にも従事。一九六三年の退職後も影響力を持った「援護行政のドン」的存在で、同省がいわゆる「A級戦犯」の合祀に協力した背景にあった思想の一端があらためて浮かんだ。

東条氏が東京裁判で行った主張を高く評価。「(裁判の記録によって)わが国は天皇制が護持されまた戦争遂行が真にやむを得ざるに出(い)でた自衛戦であることが現在および将来の幾億兆の全世界の民心に永く闡明(せんめい)されたのである。東条さんの自決不成功の悲劇によって」と結論づけている。

「闡明」とは「不明瞭であったことを、はっきりさせること」。実際はこのように闡明されたりはしていないわけですが。まあ、日記だし。