メモ・江本孟紀 勘違い(としか思えない)発言

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000007-nks-ent
エモやん、ホリエモン社長なら解説できん


阪神投手で野球評論家の江本孟紀氏(57)が17日、ライブドアニッポン放送の経営権を握った場合に「『ショウアップナイター』の解説を降りる」と話した。

江本氏の発言があまりにもあまりだったので、メモっとこう。で、ちょっとずつツッコミ入れていこう。正直ニッポン放送にもLDにも何ら思い入れはないが、"応援団"がこうもアホだと、LDを応援したくなったじゃないか(しないけど)。

「昨日まで一緒にやってきた人間がいっぺんに変わったら、降りることを考えなきゃいけない」

江本氏はフリーの野球解説者なのだから、降りたければ降りればいいこと。フリーにはフリーの立場というものがあるだろう。だが、社員には社員の立場もある。彼らは降りるわけにはいかない(基本的に)。

「23年前にニッポン放送に拾われて、長い付き合いをしてきた。いろんなことがあっても、ずっと使ってくれた」
「人間関係でつながっているんだよ。それがいきなり経営者が全部変わっちゃったら…」

それは結構だが、フリーにはフリーの(以下略)
それに、実際に一緒に仕事をしているのは、経営者ではなく現場のスタッフだろう。どこを見ているのか。もしかして、現場より経営者側とのつながりの方が強いわけか(現場にいる身としては、それはいやだなあ)。

近鉄が売らないと言っているのに『売れ、売れ』と言うばかりで、いいパフォーマンスだなと思っていた。野球には関心ないんじゃないの。『ショウアップ−』だって知らないでしょ、きっと」

どうも世の中が野球中心(というか自分中心だろう、彼の場合)に回っていなければならないようだ。「野球脳」とても言うのだろうか。野球に関心がなければニッポン放送の経営ができないわけでもないだろうに。経営者の関心のないジャンルの番組などいくらでもある(もちろん関心や愛着があるに越したことはない。嘆かわしいことだが、ゲーム業界にはゲームに興味のない経営者はいる。たまにゲームに興味のない現場の人間もいて頭が痛い)。経営者に問われるべきは、そのジャンルの番組に関心を持っているかどうかではなく、その番組でどれだけ利益を上げるかだろう。

「参入した場合の番組(をどうつくるか)についても、野球中継に関しては何も語ってないよ。おれの野球解説の実力も分かんないよ」

他の番組についても特に語ってないような気がするが。そもそも全ての番組にコメントが必要だろうか。たとえば「オールナイトニッポン」をどうしたいとか。日曜早朝に「心のともしび」はまだ放送中だろうか。それは関係ないか。
「解説の実力」とか、笑ってしまう。どう扱ったらよいものやら。やはり自分中心に回ってるらしい。そもそもプレイするのは選手だということを忘れてはいまいか?
昨今のテレビでは、解説はむしろ敬遠される傾向にある(球場のナマの音を聴きたいということだろうか)。ラジオとテレビの違いはあるが、ラジオに求められるのはむしろ、実況アナがどれだけ音声のみで試合の状況を伝えられるかではないだろうか(もちろんリスナーの嗜好もあるだろうが、実況や解説はあくまでサポートであることは言うまでもないであろう)。

「『ショウアップ−』はニッポン放送の大きな柱。核なんだよ。この番組だから、スポンサーについてくれるところもあるんじゃないの」

番組からスポンサーが離れることを危惧しているらしいが、何を言いたいのだろう。取りようによってはスポンサーから離れろと言わんばかりである。営業妨害か。残される社員のことを考えたら、ライブドアに経営権が移っても、スタッフはこれまでどおり一生懸命面白い野球中継を行うので応援して欲しい、とでも言った方がよいのではないか。ちなみに、解説が江本氏でなくなっても好カードであればスポンサーはつくだろう。大きな柱ならなおさらだ。


結論:エモやんもヤキがまわった。