そりゃ、酷ってもんですがな

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050222/eve_____sya_____006.shtml
首相『逃げるとは何事か』 閣僚懇で異例の苦言


小泉純一郎首相は二十二日午前の閣僚懇談会で、東京・お台場で十九日に発生した窃盗未遂事件に関し、怒りをあらわにした。


同事件では、バットで暴れる男に警官がひるみ、パトカーを奪われそうになった。首相は「テレビ放送で、警官が犯人に追われて逃げるような場面を見た。よく状況を精査し、注意するように」と指示。村田吉隆国家公安委員長は「指摘のような点があればおわびしたい。よく調査したい」と釈明した。

歩道に無理矢理車で乗り上げ、車内でバットを振り回してウィンドウを叩き割り、ドアは開けずに割れたウィンドウから破片を気にもせず身体ごと乗り出して車外に出て、バット持ったままこちらに向かって全力で走ってくるわけですよ。行動意味不明。理解不能。キ○ガ○*1そのものです。テレビカメラの人も一緒に逃げていたので、映像に思わぬ臨場感が生まれてしまったせいもあるのでしょうが、はっきり言って本能的な恐怖を感じました。
もし、周囲に一般市民でもいたならば、警官も市民の安全を守るという使命感から勇気を振り絞って立ち向かったかもしれませんが、不幸にも(いや、幸いにも)周囲に守るべき市民はおらず、彼らはひとりの人間として、その恐怖と向かい合わなければならなかったわけで…同情します。あれは逃げても許す。
小泉首相にはあれが「警察権威の失墜」に映ったんだろうか。

*1:バット振ってますがキヌガサではありません。