メモ・イラク国民議会選挙

  • 全国一区(定数275)の比例代表制
  • 有権者数は18歳以上の男女約1,300万人
  • 投票率予測、シーア派の多い南部や北部のクルド地域で60〜80%、中部のスンニ派地域では30%以下
  • 大勢は投票後数日内に判明(最終的な確定は2月中の見通し)
  • 治安は悪化したまま、投票所への爆弾テロや有権者を狙った襲撃も予想される
  • 暫定政府は国境封鎖、夜間外出禁止令等の治安強化措置を実施

選挙が実施されたとして、イラク国内の混乱が改善されるかどうか。人口の60%を占めるシーア派勢力(統一イラク同盟)が勝利し政権が誕生した場合、駐留米軍はどうなるか(シーア派は米軍撤退を求めており、米国は「撤退の要求があれば応じる用意がある」としている)。今回不参加のスンニ派勢力はどう反応するか。イランとの関係はどうなるか。イランを「次の標的」としている(と思われる)米国との関係はどうなるのか。等々。とりあえず状況を見守る方向で。