駅の風景

駅のホームへ上がる階段で、前の方を歩いているお兄ちゃんの靴ひもが解けているのを発見。目線を上に向けると(やはり)携帯電話の画面を見ている(どうりで歩く速度が遅かったわけで)。まず、靴ひも結びなおした方がいいよ。危ないから。
子供の頃、いわゆる「本の虫」だったので、よく本を読みながら歩いては親に怒られたものだ。今では大の大人が携帯読みながら歩いている。いい年して、子供化が激しいような。
いい年して、と言えば、先日帰宅時満員電車の車内で、僕のとなりにいた初老のおっさんふたり(50代と60代)がケンカをはじめそうになった。電車の揺れで身体がぶつかるぶつからないのいさかいのようだ。満員電車の中では姿勢を保つのが難しい。が、確かに「コイツ、自力で立とうという気がないんじゃないか」とか「足腰弱いのか」とか思ってしまうような、車両の揺れに任せて他人に身体を預けてくる輩もいる。仕事に疲れた帰り道、そういう輩に寄りかかられれば腹も立つだろう。だからといって、それを簡単に表に出すなよと言いたい(それも真横で)。
ちょうど降りる駅だったので、出口に向けて振り返ると、偶然にも両名の間に割って入る形となってしまった。ヤバいと思った時にはすでに言葉が出てしまっていた(表に出すなよ>自分)。
「もー、いい年なんだからぁ」
「…確かに」
なんとか事なきを得た(ギリギリ言葉を選べてよかった)
「スタンダード 反社会学講座」とかで「キレ易いのは50代後半」というのを読んだ覚えがあるが、まさにキレる50代(と60代)。年齢を重ねると前頭葉が退化して辛抱が足りなくなっていくのだろうか(まあ、若くしてすっかり退化しちゃってるのもいるけど)。大人は若者のいい見本にならなくっちゃね。
とりとめもない昼休みのたわごと。