いかんいかん

町山智浩アメリカ日記」のコメント欄(http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20041118)に書いた文章↓に、厳しい指摘を受けてしまった。

# nenecoconeneco 『ああ。これは10月末あたりに一度アップされて、その後消えてしまっていた日記の再掲載ですね。でも、その時のものに比べて少し短くなったような…そんなわけで続きは「サイゾー」で読ませていただきます。政界や保守論壇などのいわゆる「男社会」でのし上がってきた女性というのは、ある意味男性より男性的なところがありますね。でもこういう人が怖いのは、目的のためには女性の武器を使うことを惜しまないところでしょうか(コールターが使っているかどうかは存じませんが)。』

これに対するid:gryphonさんのコメント

# gryphon 『>でもこういう人が怖いのは、目的のためには女性の武器を使うことを
>惜しまないところでしょうか(コールターが使っているかどうかは存じ
>ませんが)
これは左右や事実の有無に関わらず、女性論客を揶揄する際の定番ですね。』

そのような意図(=女性論客一般を揶揄する)はなかったつもり*1なんですが、「こういう人」って書いていた時、頭の中になんとなく扇千影の顔が浮かんでいたし、↑では「寿退社しろ」とか書いてるし。今日はちょっと自分の心の中がやや男尊女卑に傾いている(普段は公平を心がけているつもりなのですが)気がします。反省。


「女性の武器」云々については、多数のおじさんの中に少数の女性がいれば、どの世界でもちやほやされる(工業高校の女生徒とか、マドンナ議員とか、もちろん逆のシチュエーションもあり)、少々「やんちゃな」発言があっても大目に見てもらえたり、逆に可愛がられたりするんだろうな程度の認識なので、あまり深い意味はなかったりします。女性がいることで職場が明るくなったり、業務が円滑に進んだり、そういう意味で「女性の武器」が発揮されるのなら、それはそれで良いのではないか*2と。
とはいえ、次のコメントのように

# gryphon 『その種の揶揄は保守派から左派に向かうことも多いですから。

と、なるのもあれなので。今後は気をつけます。ありがとうございました。

*1:実はコールターを揶揄してやろうという意図もそれほどなくって、普通の男性よりも男性的な人が男社会で有効な武器をひとつ余分に持っているのは怖いなあ、ということだけ言いたかったのかも…と、今になって思う次第。

*2:無理に性差をなくす必要はないという意味で。もちろんこれもジェンダーフリーがどうという次元の話ではなく。