「チャレンジ三宅島'07 モーターサイクルフェスティバル」についてメモ

来島者数

・開催期間中*1の来島者数909人
 3日間の内訳は273人、384人、252人*2

イベント参加者数

・参加者総数875人(島外706人、島内169人)
 うち警察・消防関係者含む大会関係者385人*3

さて、新たにわかった情報です。
参加は関係者合わせて600数十名以上。
三宅島の人口は約3000人ですから、人口の2割以上が増えるとなると、数字的には大成功ではないでしょうか。
もっとも、まだ第一回目ですので成功を数字で測ることはできないですけど。(小林ゆきBIKE.blog)

http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/2007/11/post_9d5b.html

「関係者合わせて」って、参加者の4割4分が関係者なわけだが。
この数字は「大成功」なのだろうか、それはやはり歴史家の判断に待つべきではないか(なんのこっちゃ)。

・オープニングパレード参加者総数(または台数)
 諸説(笑)あり。
 ・asahi.comの90台説*4
 ・しんぶん赤旗の80台(うち一般参加約40台)説*5
 ・毎日jpの一般参加者40人(定員100人)説*6
 ・三宅島警察調べ(?)の78人(島外参加者57人、島内参加者21人)説*7
 ・中日スポーツの島外参加者57台説*8
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 (参考)東京新聞の一般参加応募33人説*9

イベント観覧者数

・三宅島TP(ツーリスト・プロ)360人*10
 うちメインスタンド観戦観客数約50人*11
・MFJドラッグレース全日本選手権第4戦三宅大会450人*12

運営費

・総額約640,000,000円、うち都が340,000,000円*13
・三宅島負担分の運営費用総額約300,000,000円、07年度の三宅村一般会計予算約39億円の約7%、07年度三宅島災害復旧・復興特別交付金10億円から捻出*14

予算
東京都は、専門家による検討経費などに4000万円、都道改修に3億円を2007年度予算に計上している。民家への衝突を防ぐガードレールを増強し、マンホールには滑り止めを施す予定である。運営する三宅村(人口2934人)も、開催に必要な約3億円を負担する見込みであり、村民一人当たり約10万円の負担となる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/チャレンジ三宅島モーターサイクルフェスティバル

ペイントや側溝の蓋には滑り止め加工してあります。莫大なお金がかかっていますが、世界一安全対策を施した道路、という観光資源になるかもしれません(小林ゆきBIKE.blog)

http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/2007/11/post_b357.html

「莫大なお金」の出所は都民の税金なわけだが。よかった探しもたいがいにしてほしい。住民税高いんで。

公式ツアー

・価格22,000〜45,500円、別途オートバイ輸送費30,000円*15
・公式ツアー参加者数185人(定員300人)*16
・バイクの輸送について
11/9〜11/11の期間に都内保管所へ持ち込み、別便の貨物船にて島内へ輸送、フェスティバル終了後、11/23〜11/25の期間に都内保管所で引き渡し。保管所は京葉線潮見駅から徒歩約8分、受付時間は9:00〜15:00*17

地方からバイクで参加したひとは、どうなったんだろう。想像してみた。

-11/9〜11/11の間にバイクで上京。保管所にバイクを預けて電車で帰宅。
-11/15に再度電車で上京。竹芝桟橋から三宅島へ渡る。
-11/18に三宅島から戻る。バイクは三宅島で預けてしまっているので電車で帰宅。
-11/23〜11/25の間に電車で上京。保管所からバイクを受け取ってバイクで帰宅。

うわー。都合3回上京するのか。お疲れさまでした。つーか、これ東京近郊在住の人間しか相手にしてないな。

経済効果?

東京−三宅島間の船便を運航する東海汽船によると、大会前日の十五日から十七日の三日間の来島者は九百九人。「普通のイベントなら百人前後だから、九回分の計算。経済効果も十二分に出ている」と平野村長。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20071119/CK2007111902065467.html

単純計算で6億4千万円使って900人のイベント。来島者ひとりを集めるために71万1,111円の経費。三宅島村負担分の3億円だけでも、33万3,333円使っておひとりさまご来島。これで経済効果が「十二分に出ている」と言ってもいいのだろうか。来島者がひとり何十万円も島でお金を使ってくれるわけでもなし。

厳しい現実

2007年11月18日 13:07
港の周りのかつてお土産屋がたくさんあった通り。今は完全にゴーストタウンになってます。建物も廃屋。メンテもされないので台風が来るとバタバタ家が倒れていき、そのままになっているそうです。悲しい風景。でも手前の自動販売機はちゃんと稼動していました。周りになにもないので実際助かりましたし。

http://bikelife.nifty.com/cs/event/detail/071118008094/1.htm

これがホントのAfter Festival。このやり方しかなかったんだろうか。ちょっと悲しくなってきた。

*1:準備日の11/15から開催2日目の11/15までの3日間

*2:東海汽船調べ http://response.jp/issue/2007/1117/article102054_1.html

*3:東京都総務局行政部振興企画課調べ http://response.jp/issue/2007/1116/article102028_1.html

*4:http://www.asahi.com/life/update/1116/TKY200711160215.html

*5:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-17/2007111704_04_0.html

*6:http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071116k0000e040025000c.html

*7:http://blog.so-net.ne.jp/toyo-no-miyakenikki/2007-11-16

*8:http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2007111701000253.html

*9:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007110202061170.html

*10:警視庁三宅島署調べ

*11:http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20071118-284507.html

*12:警視庁三宅島署調べ。ちなみに三宅島空港は来春再開予定。羽田〜三宅島間に飛行機が就航すれば空港の滑走路を使ったドラッグレースはできない。島内の既存施設ではドラッグレースを展開できるだけの場所はない。 http://response.jp/issue/2007/1118/article102057_1.html

*13:http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071116k0000e040025000c.html

*14:三宅島災害復旧・復興特別交付金は、本年度限りで終了 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007111990070932.html

*15:http://www.knt.co.jp/branch/0313/miyakejima/gaiyo.htm

*16:http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071116k0000e040025000c.html

*17:受付時間短すぎ。お役所仕事すぎないだろうか。 http://www.knt.co.jp/branch/0313/miyakejima/motorcycle.htm