閣僚や官僚は首相に絶対忠誠を

「閣僚や官僚は首相に絶対忠誠を」と中川・自民幹事長


自民党の中川幹事長は18日、仙台市で開かれた宮城県連大会で講演し、「(閣議前に)首相が入室した時に起立しない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない。自分を最優先する政治家は内閣や官邸から去るべきだ」と訴えた。


また、「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠や自己犠牲の精神が求められる」と強調した。


閣僚に対する「タガが緩んでいる」「チームワークがない」といった与党内の不満を代弁したものだ。
(太字は引用者による。「強調した」って書いてあることだし)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070218ia21.htm

閣議に向かう態度について、「起立しろ」だの「私語を慎め」だの、「学校の生活指導レベルのお小言」を言われた内閣って、これまでにありましたっけね。小学生じゃないんだからさ〜。つーか、安倍内閣の現状って、学級崩壊起こした小学校のクラスみたいなんだろうか。安倍先生、生徒にナメられっぱなし。
公明党の太田代表は同じ18日に「『力強さ出てきた』・公明代表が安倍首相を評価」とか擁護したようです。公明党にまで心配、つーか同情されてしまったわけですね。カワイソス。
それにしても「絶対的な忠誠」とか「自己犠牲の精神」とか、中川幹事長もすごいこと言ってますね。そう言われたからといって、はいそうですかとそういう感情を持てるものではないと思うのですが。特にリーダーとしての資質が疑問視されているような人物に対しては。まあ、安倍さんがそうだとは言いませんけど。とりあえず、そういう忠誠を受けるに足りる人物なのかどうか、安倍さん自らが身をもって示して欲しいところです。それと、将来「国民は首相への絶対的な忠誠や自己犠牲の精神が求められる」なんてカンジに、国民に矛先が向けられたりしないで欲しいものですね。何事も強制はいけませんよね。
ところで、「チームワークがない」ってのはどういうことでしょう。発足当時の安倍内閣は、「論功行賞内閣」とか「お友達内閣」とか呼ばれていたものですが、お仲間ばかりを集めて作った内閣で「チームワークがない」って言われてしまうのはどうなのでしょうね。やっぱりこの内閣、先長くないなぁ。

上記批判に対する官房長官の反論

閣議は規律ある」 中川幹事長の批判に官房長官が反論


「規律正しく閣議はやっている。引き続き規律を重んじて、しっかりとしまりのある閣議等の運営をしていきたい」。塩崎官房長官は19日午前の記者会見で、安倍内閣閣議の「規律」は大丈夫だと強調した。
自民党中川秀直幹事長が、閣議などで安倍首相の入室時に起立せず、私語を続ける閣僚がいると批判したことへの反論。安倍首相も19日昼、記者団に「ご心配には及びません」と語った。
(太字は引用者による。「強調した」って書いてあることだし)

http://www.asahi.com/politics/update/0219/004.html

規律がなってないと批判されているのに「引き続き規律を重んじて」って返すのもおかしな話ではありますニャ。