個人スポンサー契約は打ち切りだそうな

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060729-00000012-dal-ent
欽ちゃん球団藤本捕手が再聴取へ


極楽とんぼ山本圭一(38)=吉本興業を解雇=が野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」の遠征先の函館市内で17歳の女性と淫行したとされる問題で、一部報道で淫行にかかわったとされた同チームの藤本博史捕手(30)=無期限謹慎中=が、函館西警察署に再聴取される見込みであることが28日、分かった。
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この日、秋田で秋田社会人選抜との試合に参加した萩本欽一監督(65)は、日本テレビ系「ザ・ワイド」の取材に対し、「(球団を)“やめる”とは言わないが、“やめろ”とは言える」と話し、新たな不祥事が発覚した場合、厳しい処分を科すことを示唆した。

萩本監督、自分に対しては処分甘いのにね(つか、何の処分もなしだが)。球団内部の人間は誰も監督に処分を科すことができないんだろうか。

http://www.sanspo.com/top/am200607/am0728.html
欽ちゃんに再度『説明責任』を求めたい


考えてみると、この問題は初めからボタンを掛け違った感じで、おかしな方向に進んでいた。
淫行発覚後、欽ちゃんが「選手が不祥事を起こし、申し訳なかった」と頭を下げ、関与した選手をきちんと処分した上で、1カ月でもチームとしての活動を自粛すれば、世間は「けじめをつけた」と納得したはずだ。しかし、欽ちゃんはいきなり「解散」という、庶民感情の遙か頭上を飛んでいく“ロケット弾”を打ち上げた。
みんな驚いて、その行方ばかり追いかけ「やめないで」コールが渦巻き、署名運動にまで発展した。誰からも愛される欽ちゃんの類まれなキャラクターで同情論が沸騰して、「解散」問題だけが一人歩きし、事の本質が覆い隠されてしまった形だった。欽ちゃんは事件についての説明で、山本1人に言及するにとどまっている。
だが、他の選手の淫行も具体的に報じられた以上、ファンに対してもう1度きちんと説明する必要がある。でないと、すべてを山本1人の責任にして済ませようとしているのではないか、と勘ぐられても仕方ない。

一心同体であり一蓮托生であり「朕ハ球団ナリ」の茨城GG=萩本監督は、チームの解散をファンの声で撤回した時点で、チームとしての禊(監督個人の管理責任も含む)は済んだと考えている、としか思えない。山本圭一ひとりの責任にして済ませようとしていると言うよりも、むしろ「(球団や監督としての禊は済んだので、残るは)山本ひとりの責任」だと本気で思っているのではないか。なので、もし藤本選手が淫行に関わったことがわかったとしても、きっと藤本選手ひとりを処分すれば事が済むと考えているに違いない。
茨城GG=萩本監督は「ファン」に説明する必要があるとも考えていない。そんなことを説明などしなくても、「ファン」なら萩本監督の「苦悩」をわかってくれているに違いないのだ。「ファン」にとってはこのチームが存続し、萩本監督さえいれば「本質」などどうでもいいことなのだ。説明を求めたり事の本質を明らかにしようなどと考えている輩は、すでに「ファン」ではないのである。
そういう(ファンでない者にとっては)イヤ〜な「馴れ合い」というか「ぬるま湯」の中でこのチームは存続していくのだろう。茨城GG=萩本監督はそういう「チームとしてのあり方」を選択をしたのだと思う。今回の不祥事は「ファン*1」と「それ以外」を分かつのには最適な踏み絵となったわけだ。

*1:「夢列車」の乗客。どこに連れて行かれるのかは不明。