東京新聞6/28付朝刊・社会面より

埼玉県知事 県平和資料館の年表記述で意見 「従軍慰安婦はいない」


埼玉県の上田清司知事(五八)=写真=*1は二十七日の県議会一般質問の答弁で、戦時中の従軍慰安婦問題について「古今東西慰安婦はいても、従軍慰安婦はいない」と述べた。
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「(慰安婦は)兵がいるところに集まってきたり、兵を追っかけて民間業者が連れていったりするのであって、軍そのものが連れていったりすることは絶対にない。そんなことをすれば(戦争に)負ける」と述べた。
従軍慰安婦問題は、九一年ごろからマスコミ報道などで議論が活発化。「事実無根」とする意見もあったが、九二年八月河野洋平官房長官(当時)が、従軍慰安婦の存在と旧日本軍の関与を認め「心からおわびと反省の気持ちを申し上げる」とする談話を発表している。
(太字は引用者による)

で、つまるところ知事は、「そんなことをしたから(戦争に)負けた」とおっしゃりたいわけですニャ?
このほぼ語り尽くされてきた「従軍」という言葉について今さら私ごときが語ることは特になし。まあ、どのような公式発言が政府から発表されても納得できないひとは納得できないのであって、それはご自分がどんな立場にあろうとも変わらないわけです。

*1:写真は紙面のみ