火曜日

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060620/mng_____sya_____007.shtml
起立せぬ親と来賓調査 君が代 式典で徹底図る


埼玉県戸田市の伊藤良一教育長が今月十三日の市議会で、同市立小中学校の卒業式や入学式の君が代斉唱の際に起立しない来賓や保護者について「はらわたが煮えくりかえる」と答弁、調査する方針を示していたことが分かった。伊藤教育長は十九日、本紙の取材に対しても起立しなかった来賓の氏名や人数を調査する意向をあらためて表明。起立の徹底を図ることを明らかにした。

伊藤氏は「『内心の自由だ』と言う人がいるようだが、生徒たちの前で規律を乱すようなことはあってはならない」と答弁したそうだが、式典の規律が内心の自由に優先すると思っているわけだ(すげーな)。そもそも来賓や保護者に起立を指導したり強制したりする権限など彼にはないのだから、勝手に煮えくりかえってればよいとは思うのだが、氏名を調査するなど"脅し"以外の何ものでもない。調査結果をどう悪用するつもりかは知らんが、いずれにせよ異常な行為だ(つーか陰険だよね〜)。
いっそ君が代斉唱時の起立はやめて、出席者全員着席したままを基本とすればよいのではないか。そうすれば見た目的には規律とやらも乱れないだろうから、伊藤氏も満足するのではないか。それに起立さえすればOKというものでもなさげ。起立したらしたで次は歌え、歌えば歌ったで今度は大きな声で歌えと、彼らの要求はどんどんエスカレートしていくだけだろうから。
ま、入学式や卒業式の主役は児童生徒なのだから、来賓や保護者にどうして欲しいのか、まずは彼らに意見を聞いてみてはいかがかと。