東京新聞6/4付朝刊・暮らし面より

遺品整理業者引く手あまた
荷造り、清掃など代行 独居老人増え需要増す


遺品整理サービスという言葉をご存じだろうか。独り暮らしの高齢者が亡くなった後、部屋に残された故人の家財道具や部屋の清掃を引き受けるサービスのことだ。膨大な遺品を前に戸惑う遺族らに代わって、専門の業者が処理をしてくれる。孤独死が増える中、依頼も急増している。

元は引っ越し会社だったのが、遺品処理のニーズが高いことに気づき、2002年から事業を開始しているとのこと。現在、月に百件の依頼があり、その3分の2は独居老人世帯の遺品処理だそうだ。費用は平均20万円程度。遺族が不要な遺品は処分したりリサイクル品として買い取ってくれるそうだが、面白いのは人形の取り扱いで、この会社で供養してから処分してくれるそうだ。そのあたりの細かい心遣いがありがたい。
今回父親が亡くなったことで、私も父の遺品を整理(ぶっちゃけて言えば廃棄)した。同居しているわけでもなく、すべて引き取るほど我が家は広くないのである。幸いこういうサービスを使う必要があるほどの遺品の量ではなかったが、それでもそれなりの量があり結構な手間になった。いくつかはのアイテムはまだ車のトランクに起きっぱなしだったりする。遺品を捨てる際の"ある種の抵抗感"を考えると、事務的に作業を行ってもらえるのは助かるかもしれないなーと思ったり。
生前に遺品処理の契約をするひともいるそうだ。平均寿命を考えると自分はまだまだ先の話になりそうだが、突然死んだりすることもありうるしなー。その前にあれとあれとあれと…(以下しばらく続く)はあらかじめ処分しておかなければ…(笑)