『JANJAN』は市民が記者になってニュースを送るインターネット新聞です

http://www.janjan.jp/media/0508/0508271536/1.php
マンガ嫌韓流』騒動に思う


しかし、考えてみれば、本を流通させるということが、取次ぎの仕事だろう。ましてや話題になっていることは確かなのだ。その本を流通させないということは、どういうことだろう。一般消費者の買う権利を、取次ぎが奪っているということにはならないのだろうか。本の内容が悪いから流通させないというのでは、あまりに消費者をバカにしている。何故なら、本の内容がいいか悪いのかを決めるのは消費者である。一体、一部の取次ぎは、どんな権限で本の流通を自主規制しているのだろうか。

少なくとも「記者」を名乗る者なら日販に取材しろよ。

追記(2005/09/05)

コメント欄でid:clawさんに教えていただいた、ライターの柴田氏のblogには「1日取材1件を行い、帰って来て原稿を1本書く」とある。どこに取材に行っているのかはわからないが、足を使った取材はしているわけだ。そんな氏が、何故このような「飛ばし記事」を書くのだろうか。
氏のblogによれば、氏の目標は「『JANJAN』で1等賞を取るということ」であった。それはJANJANのトップページにある「記事ランキング」のことだろう(そして、それは達成されたようだ)。また、「それで『JANJAN』の人気が高まり、僕の評価もついでに上がってくれれば」ともある。これが氏の本音なのだろうか。氏は取材に基づく信頼度の高い「記事」を書くことより、人気の高い「書き込み」を書き、自らのライターとしての功名心を満足させることを優先させている、そのために話題の本を取り上げ、読まずに記事を書いた、ということであろうか。
ともあれ、記者でない者に記事でもないものを書かせ、それを記事として載せているのなら、責任の所在はJANJAN編集委員の方にある。JANJANという「インターネット新聞」の信頼性の問題である。この件はもうしばらく経過観察。
(なお、柴田氏は自らを「記者」ではないとおっしゃっているので、今後はライターの柴田氏とさせていただきます)