今更だけど

http://www.sankei.co.jp/news/050218/morning/editoria.htm
【主張】堀江氏発言 産経を支配するって? 少し考えて言ったらどうか

この主張、最初は「朝日のそれ」に似てる、と思った。けど、ちょっと違うような気がしたのでしばらく放置していた。それが今日、なんとなくわかったような気がする。「共産党のそれ」に似てるんだわ、これ。具体的にどこがどうと聴かれると困るんで、とりあえず「個人的な感想」とさせてもらいたい。
そもそも「正論路線」とか「哲学と使命感」とかってお堅い路線が共産党っぽい。でもって、その路線が、正直あまり一般には支持されていないところも(失礼)。産経新聞の発行部数は約200万部、全国紙5紙中5位(地方紙を含めると6位)。発行部数を議席数に置き換えれば、なんとなく共通のものを感じなくもない。
ところで、「正論路線」とやらを標榜するのなら、テレビCMでスヌーピーのグッズをエサに宣伝するのはマイナスではないか。もし、「女子供にはマスコットでも与えておけ」とでも思っているのなら女性蔑視も甚だしいのではないか。とまあ、ミッフィのキャッシュカード目当てに旧あさひ銀行の口座を開設した僕が言うのもなんだが、営業サイドとの歩調は合っているか他人事ながら心配になる。夕刊がなくなって久しいが、経営は大丈夫なんだろうか。ネット上では、SankeiWebからの引用を結構見かけるけれど、それは本紙の購読者数増加に結びついているのだろうか。
ホリエモンの言うように、経済エンタメ系を強化した方が部数は増えるような気がしなくもない。ドラマやバラエティに強いフジテレビとの「シナジー効果(笑)」も、より期待できそうな気もする。CMを観ている限りではあるが、それが訴求する読者層は、いわゆるライト層であるような気がする。だが、彼らの中では「日本の言論の中でも「モノをいう新聞」としての産経新聞のもつ重みは増してきている」そうだし、「これを修正するつもりはない」そうだ。営業の人は泣くかもしれない。党名を変えた方が支持が増えると言われ続けても、頑として応じない共産党と、このあたりも似ているような気がする。名称と言論路線をごっちゃにしているようではあるが、ポリシーを曲げない頑固一徹さという点において。
頑固に正論。なんか土井たか子にも似ている。もしかすると、こういう頑固さは、世の左右を問わず、今の日本に必要なのかもしれない。などとキレイにまとめようとしてみたものの、収拾がつかなくなったのでこのまま放置。