NHKの番組改編問題・続き

実はかれこれ何年も受信料を払っていない。理由はいろいろあるが、理由のひとつはNHKの言う「公平中立」に信頼を置いていないからである(そもそもそんなものはないと思っているところもあるが)。また、15日の日記にもちょっとだけ書いたけど、予算決算の国会承認が必要な放送局が「政府与党という権力」をきちんと批判できるメディアとなりうるとも思えない。なので今回の件は、自分にとって「やはり」というか、「今さら」というか、まあ、そんなカンジの事件であったりする。まだつづく。

東京新聞1/17特報面、「メディア新事情」より


 安倍晋三自民党幹事長代理が番組改編を要求したのか否かといった話に問題が集約されつつあるが、そもそも政治的圧力があからさまなやり方でかけられる時代はすでに終わっている。政治家は示唆するだけで十分なのだ。その意をくんだメディア上層部が現場に圧力をかける。自主規制という名のそういうあり方が問題なのだ。
 『週刊新潮』1月20日号は「NHKをダメにした茶坊主A級戦犯』名簿」と題して、海老沢会長を取り巻く幹部の責任をも追求している。これまでの体質にどこまでメスを入れられるか。NHK再生の可能性はそこにかかっている。
(メディア批評誌『創』編集長・篠田博之)

今のところ一番賛同できそうな意見かと。