東京新聞1/12朝刊総合・核心面より

南京大虐殺を記録
中国人女性の日記
年内に全面公開へ
【上海=豊田雄二郎】
 十一日付の中国紙によると、旧日本軍による南京大虐殺を記録した中国人女性、程瑞芳氏の日記が年内に全面公開されることになった。日記を保管する江蘇省南京市の資料館は「事件の確かな証拠」としている。
 程氏は一九三七年の事件当時、六十二歳で、欧米人らが南京で組織した難民収容所「安全区」に勤務した。日記は三十七年十二月から三十八年三月まで、安全区内に逃げ込んできた市民の様子や日本軍の暴虐ぶりなどを記しているという。二〇〇一年に南京の大学内で発見され〇四年に一部が地元の専門誌に掲載された。
 南京大虐殺をめぐっては、犠牲者数などの事実関係をめぐって、いまだに日中の識者間などで見解の相違がある。日記の公開により再び論争に火がつく可能性がある。

ウェブサイトへの掲載はなかった模様。他紙はどうなんだろう(見なかったような…)。
「発見」から掲載まで時間がかかっているのは内容の検証作業を行っていたからだろうと思われるが、ここにツッコミ入れる人は多そうだ(「書き直した」とかね)。ともあれ、まずは公開を待つべし。

ちなみに「発見」時(2001/12)の記事

http://j.people.com.cn/2001/12/12/jp20011212_12227.html
南京大虐殺の新たな証拠を発見


旧日本軍による南京大虐殺の史実を記録した「首都陥落留守金校日記」が最近発見された。
日記は関係部門の専門職員が金陵女子文理学院の資料を整理していた際に発見。旧日本軍による南京大虐殺の時期と重なる1937年12月8日から1938年3月1日までのもので、3万字余りが記されている。


「首都陥落留守金校日記」は南京の専門誌に掲載される予定。
人民網日本語版」2001年12月10日